英検対策といっても小学部のであるが。今日の小学部の英語は、音読と和訳、そして英検演習問題を、それからそれぞれ算数の演習へ。実は単位変換のテストがあるらしい、プリントを見たらもう長さ、重さ等一緒くたである。たった3日くらいの授業で全ての単位換算が出来るようになるのはほんの一握りだろう。3Kmは= mmか?など小学生には大変である。もともとそこの単元は10倍、100倍、1000倍と小数点の移動の等のセクションだったのであるが、それに引っ掛けて?である。これは一度に全部は厳しい。出来るようになるには、何回もの練磨が必要である。
ところで長年やって来て気がついた事であるが、実は英語の学力は底上げをしないとダメだという事である。特に英検に対しては。5級や4級はまだ良いが、3級あたりから基礎力(底力)がなければ対策も時間が掛かり、ただ出るような予想問題ばかりやっていてはダメだという事である。よく英検対策講座を実施しています!という広告を見ることがあるが、結果的に基礎力をきちんと学習していた者が勝つように思えてならない。付け焼き刃的に内申点を稼ぐ為に英検を受験する者もいるのだろう。しかし必要なのは英検の合格証書ではなく、英語が使える力なのではないか?
数年前に塾として英語アッププロジェクトを立ち上げ、英検取得に重点の舵を切ったがその甲斐あって毎年準二級に数人が(中2,3年)が合格するようになった。これは本当に嬉しいことである。もちろん帰国子女の類ではない、皆ここに来てから英語を始めた者が殆どである。ふと、何の為に英語を学習するか?と考えさせられる瞬間がある。『お前は英語の力をつけて、それを何に使うのだ?』以前『自分は塾長、国連で働きたいのです。』彼はそう言っていた。『国際関係学部に進学したいです。』
志と英語。これほど似合うものはないのではないか?頑張って欲しいものである。
春の夕暮れの元荒川。まだまだ菜の花が。