好奇心はあるか?

好奇心はあるか?

今日の中2は和訳の準備から和訳1P。その間に親しくさせて頂いている佐野日大の先生に頼んで、大学のガイドブックを送って頂いたそれを配布。眠そうな、かったるそうな顔の中2生に授業の合間に配布した。塾長が、強制的に身につけさせようとした事は、中々身につかない(ソクラテスだったか、アリストテレスの言葉だったか?)の言葉を皆に。実は埜塾生の2年生は、2学期になるともう受験生扱いなのである。テスト休みも増えたりするが、しなければならない事も増える。授業数や補習の時間ももちろん増えるのである。何を隠そう、これから始まる受験生の自覚を持ってもらう為である。もちろん今日も何の為に勉強するか?にも触れた。この時期、中3である先輩も引退し下級生も出来てクラブでは中々天狗になる立場である。加えて夏休み、夏祭りなどの楽しい要素が目白押しである季節。夏が終わって身体が冷えてきて秋に向かう頃、さて自分はこれからどうするんだろう?と考え始める年頃である。

既に全員がめくって目を通し始めた。彼らには、大学の生活は新しい未来の箱を開いた様なものである。中々中学では触れる事のできない大学の生活、これは彼らにとって大きな魅力である事は間違いない。どんな事をするのかな?どんな事ができるのかな?もちろん特定の大学に行けといっているのでは無い。それぞれ特色のある大学の学部学科をこれから探してみろよ!と塾長が話した。医学部の白衣に憧れるのも良し、理工学部の航空宇宙科のロケット燃料に興味を示すのも良し、生物資源学部の海洋生物の骨格標本に興味を持つのも良し、経済学部の自分で設立した会社のシュミレーションに興味を持つのも良し!である。良いぞ良いぞ!(司馬徽 水鏡先生では無いが?)である。

塾長が、『さあ、次は細胞についての授業!』といっても、皆中々大学のガイドブックを閉じようとしなかった。もちろんそれからの細胞の授業はちょいと皆人が変わった様になった様だった。

彼らのうちの何かがポロリと剥がれ落ちた今日の授業でした。